アプリが保険適用に?!『CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ及びCO チェッカー』

 2020年12月より日本国内初のDTx『CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ及びCO チェッカー』が保険適用されることが決定しました。保険の点数は2540点(=25,400円)と定められ、CureApp側が求めた特定保険医療材料としてではなく、新規技術料で評価されました。C2(新技術)として区分けされた同製品の保険点数内訳は、「在宅振戦等刺激装置治療指導管理料」と呼ばれる、患者への導入に関する保険点数140点と、同製品の使用に関する保険点数600点×4回分で2400点の計2540点となっています。

株式会社CureApp 代表取締役社長兼医師 佐竹晃太氏は以下のように述べています。

「常に手元にあるというスマートフォンの特徴を活かした、ニコチン依存症の『心理的依存』に対してのデジタル療法という新しい治療法の普及において、今回の保険適用の決定は大きな第一歩となります。これまでアプリの価格は数百円と言われている中、今回の保険点数がついたことは『ソフトウェアが創出する治療効果』を適切にご評価いただいた結果だと感じております。今後も、より多くの患者様のお役に立てるよう、様々な疾患領域に対応する『治療アプリ®」の研究・開発を進めていき、国内外でのデジタル療法の普及に尽力してまいります。」

治療用アプリ・デジタル療法の保険収載は国内で初めての事例となり、禁煙治療領域に限っては世界でも初となります。まだまだデジタル治療アプリに対する抵抗がある日本において、同製品が保険適用されたことはDTx開発の推進に大きく貢献することとなるでしょう。

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