DTx(デジタルセラピューティクス)とは

病気の治療をする際には、医師は手術や薬の処方を行いますが、これらの代わりにデジタルアプリケーションを使用するという医療技術が出現してきています。このような治療をデジタル治療、英語にしてDigital Therapeutics(略してDTx)と呼びます。
アプリケーションが使用されるというのはピンと来ないかもしれませんが、スマートフォンの健康管理アプリを想像すると分かりやすいです。ただ、それらのアプリと決定的に異なるのは、「科学的な根拠に基づいている」「医学的に効果があることが実証されている」「認証機関により認証されている」ということです。そのため、一般的な健康管理アプリとは比べ物にならないほど専門的で高機能です。

例えば、あるメンタルヘルスのDTxアプリには次のような機能がついています。

・体温や血圧などの健康情報の記録
・感情の記録
・専門コーチの着任
・メッセージやビデオによるチャット機能
・コーチや医師と記録の共有
・医師の遠隔診察
・薬量の調節
・症状を改善するためのプログラム
・治療のモチベーションを保つためのソーシャルネットワーク
・アラート機能
          

病気の治療ができると認定を受けているだけあって非常に専門的で高機能であることが分かるでしょう。

今後、スマートフォンやウェアラブル端末などのスマートデバイス、それらに搭載されるアプリケーション、さらに5Gなどのインフラの高機能化が進むことで、病気の治療に役立つデジタル治療が益々一般的になると言われています。2020年のDTxに関する世界市場規模は概ね21億ドル(USD)で、2025年までにCAGR21%以上で69億ドルの市場になるという調査もあります。さらに、非対面の医療が注目されるwithコロナの今後においては、さらにそれが加速するであろうといわれています。

コロナの時代において、日本の医療分野のデジタル化の遅れが露呈されましたが、2020年9月に発足した菅新内閣による日本政府のデジタル化推進の後押しを受け、DTxの分野はますます注目すべきものとなるでしょう。
 

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