Ginger社とHeadspace社が合併し、世界的に高まるメンタルヘルスサポートの需要に応える

Ginger社とHeadspace社の合併

2021年8月、AIとデータサイエンスによるオンデマンドなメンタルヘルスケアを提供している米Ginger社と、世界初の処方瞑想アプリを提供している米Headspace社が合併し、Headspace Health社として生まれ変わりました。合併後のHeadspace Health社は、世界で最もアクセスしやすく、かつ包括的なデジタルメンタルヘルス・ウェルビーイングプラットフォームを提供することになります。世界的なメンタルヘルスケアのニーズが高まっているこの時期に合併することで、メンタルヘルスの民主化を図り、すべての人に手頃な価格で包括的なサポートを提供することを目指しています。世界保健機関によると、現在世界で10億人近くの人々が精神障害を抱えて生活しており、とりわけ精神、神経、物質使用障害を持つ世界の人々の75%以上が、自身の症状に対適切な治療を受けていないといいます。職場におけるメンタルヘルスの問題は、従業員とその雇用者の双方に代償を払わせることとなります。実際に米国精神医学会の調査によると、うつ病が治らない従業員は生産性が35%低下し、欠勤、生産性の低下、医療費などにより、米国では年間2100億ドルの経済的損失が発生していることが明らかになっています。

Ginger社とHeadspace社の両社はそれぞれの消費者ブランド、エビデンスに基づく介入、テクノロジーに関する専門知識を組み合わせることで、不安やうつ、より複雑な診断など、メンタルヘルス症状を抱える何百万人もの人々の回復力を高め、ストレスを軽減するような治療の提供を可能とします。今後のHeadspace Health社の動向に注目しましょう。

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