PropellerHealth ノバルティスと提携し喘息管理プラットフォームを日本で販売

喘息治療DTx『Propeller』の日本展開

 喘息やCOPDを治療するDTx『Propeller』を提供する米Propeller Health社は製薬大手のNovartis社と提携し、日本におけるサービス展開を開始しました。これにより、喘息やCOPDに苦しむ日本の患者は同製品を使用することができ、より症状の改善が大きく期待されることとなります。

同製品はNovartis社が提供している吸入式の気管支喘息治療薬のEnerzair®およびAtectura®Breezhaler®にセンサーを接続することで機能し、これにより薬剤の使用に関する客観的なデータが患者のスマートフォンのPropellerアプリに送られます。このデータを基に、患者に最適化された服薬リマインドや臨床医とと情報共有による治療計画が可能となります。

PropellerHealthの共同創設者兼CEOであるDavidVan Sickleは、次のように述べています。「Propellerプラットフォームを日本に持ち込み、より良い管理の恩恵を受けることができる多数の患者に喘息のデジタルヘルスを導入できることを嬉しく思います。このコラボレーションは、世界中の慢性呼吸器疾患を持つ人々の転帰を改善する上で重要なステップです。」

Enerzair®Breezhaler®及びAtectura®Breezhaler®

 Enerzair®Breezhaler®は、2020年6月29日に日本で気管支喘息の治療薬として承認されました。Atectura®Breezhaler®は、LABA / ICS併用喘息治療薬としても承認されました。

Propellerについて

 Propellerは喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者を対象に開発したデジタル治療アプリ及び付属デバイスで、FDAの認証を受けています。同製品は、付属品である吸入器に付いているセンサーを通して患者の服薬状況を自動で管理・記録し、それを基に個々の患者に最適化した服薬リマインドや症状コントロールの提言を行っています。【Propellerについて詳しくはこちら】

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