日本デジタルセラピューティクス推進研究会(以下、DTx推進研究会)は、DTx分野の産業振興を目的とし、2019年10月に活動を開始した医療団体です。早期上市や製品品質と価値(臨床的有用性)の向上、医療機関への普及を通じて、患者への新たな治療選択肢の提供を促進することを意図し、それに向けた政策提言も実施しています。
参加企業
DTx推進研究会は以下7社の国内デジタル治療開発推進企業にて設立されました。主なDTx事業とともに紹介します。
活動実績
新定義の提案
国際的にも様々な定義が提唱されているDTx及び近接領域について、今後の発展を見据え新たに概念の整理及び定義の作成を行いました。
デジタル診断(DDx):ソフトウェアを主体とするもしくはソフトウェアとハードウェアを組み合わせたデジタル技術を用い、疾患の診断を行うため、測定や判定を行う。
デジタル治療(DTx): ソフトウェアを主体としたもしくはソフトウェアとハードウェアを組み合わせた デジタル技術を用い、疾患の治療を行うために管理や医学的介入を行う。
Working Group活動
デジタル医療分野の課題克服研究・調査や産官学の有識者との議論だけではなく、セミナー/勉強会、政策提言、ガイダンス等の成果物発出等を行っていく予定とのことです。
今後の展開
2022年3月には、DTx推進研究会は製薬デジタルヘルス研究会(SDK)と統合し、「日本デジタルヘルス・アライアンス」を新たに設立したことを発表しました。医療・健康全般においてデジタル技術を活用した取り組みが活発化する中、SDK、DTx推進研究会がこれまで行ってきた政策提言や情報発信活動を承継して、一層の発展を目指すといいます。今後の動向に注目です。
↓↓↓日本デジタルヘルス・アライアンス設立についての詳細はこちら