韓国、国産DTxをアメリカに進出するための支援予定

 KHIDI(韓国保険産業振興院)は5月13日、バイオコリア2022と協力でDTx米国進出企業協議体を発足しました。1次協議体参加企業はNeofect、EverEx、SOLTED、WELT、HERINGS、BW Biomedの六社で、協議体委員長としてHERINGS(代表ナム・ビョンホ)、副委員長としてWELT(代表カン・ソンチ)が選出されました。

 振興院はこの協議体企業が単独で解決しにくい問題に対して米国知事などと協力して政策的に支援する予定です。

KHIDI(韓国保険産業振興院)とは

 KHIDI(韓国保険産業振興院)とは「保険産業の育成と国際競争力の向上により国民生活の質を向上させる」ことをミッションとして掲げている韓国の保険産業の公共専門機関です。

 同機関は「融合的イノベーション」、「専門性」、「社会的責任」、「コミュニケーション・積極的参加」によって価値を創出し、「国民の健康と保険産業促進をリードするグローバルリーダー」となる未来に向けて日々努力しています。

 協議体発足式においてパク・スンマン振興院米国支社長は、

「今回の協議体を通じて国内企業間の有機的な連携ができるよう支援し、海外投資まで行われる協業事例が出るように努力するだろう」

との見解を述べています。

今後の展開

 発足式の後に行われたセミナーでは「デジタル治療薬の開発とビジネスモデルの確立戦略」をテーマとして、コストパフォーマンスの立証などの許可以後の活動や臨床研究の方向性などについて議論が行われました。

 振興院の医療機器・化粧品産業団長はこのセミナーを通して「DTxの許可以後もコストパフォーマンスなどについて継続的な臨床研究が必要であるため、振興院は“DTx実証事業”を通じて許可以後まで考慮した臨床設計、実証研究を積極的に支援していく」と述べました。

 今後、振興院はこの協議体企業が単独で解決しにくい問題に対して米国知事などと協力して政策的に支援し、またボストンで開催されるDTx East国際カンファレンスと連携して、本協議体参加企業のグローバル広報やネットワーキングなどを支援する予定です。

 またDTx米国進出企業協議体は、米国進出の問題やノウハウなどを共有し、協力進出案を模索していく予定です。


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