『Headspace』とは
Headspaceは、アメリカのHeadspace社が開発した世界初の処方瞑想アプリで、瞑想を通したマインドフルネスを目的としています。実際に同製品を使用した際の効果としては、睡眠の質向上や不安解消、リラックス、ストレス軽減、集中力の向上、共感性の向上、自尊心の上昇、ダイエット効果などが挙げられます。
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瞑想というと一般的にはスピリチュアルなものと思われがちですが、このHeadspaceは瞑想を気軽に行えることを強みとしており、瞑想を通して人々の健康を向上することを目的としています。共同創業者の一人であるAndy Puddicombe氏は世界的講演会のTEDにて『All it takes is 10 mindful minutes』という講演を行っており、瞑想の重要性について語っています。ぜひご覧ください。
利用方法
Headspaceには主に4つのカテゴリーで構成されています。
・Meditation:瞑想
・Sleep:睡眠の質を向上させる
・Move:フィットネストレーニング
・Focus:集中したい時に頭をリフレッシュするためのもの
とりわけMeditation(瞑想)については、Basicsから始まり、Letting Go of Stress(ストレス解消)やAppreciation(感謝), Acceptance(受け入れる)など、1分~20分間にわたる様々なコースが提供されています。瞑想をしようと思ったら、コースを選び、あとは基本的にガイドに従って目を瞑り、深呼吸を繰り返すだけです。
利用料金
料金体系としては2週間の無料試用版と、月額もしくは年額のサブスクリプション制、そして買い切りプランがあります。月額プランは¥480、年額プランは¥4,800、買い切りプランは¥48,000となっています。
Headspaceの医学的効果
Headspaceは、マインドフルネスの効果を調査する多くの臨床試験で使用されてきました。そのうちの一つとして、British Heart Foundation の資金提供を受けたUCL(University College London)の研究者がHeadspaceを介入させて、2つの主要な多国籍企業の職場のストレスに対するマインドフルネスの影響を調査しました。その研究結果として、健康状態の大幅な改善や、不安と抑うつ症状の軽減、拡張期血圧の大幅な低下、睡眠障害の大幅な軽減など、様々な医学的効果が見られたという報告が上がっています。
まとめ・今後の展開
情報で溢れかえっている現代に生きる人々は常に情報にさらされ、忙しない日々を送っているのではないでしょうか。そのような中で、頭の中を空っぽにし、リフレッシュすることのできる瞑想は非常に有用です。Headspaceはそうした瞑想を気軽に行えるアプリとして、人々の健康の向上に寄与している革新的なソリューションです。アメリカや欧州で人気が高まっているHeadspaceですが、今後日本語版の実装が進み日本の人々にもっと利用されていくことが楽しみです。