米Renovia社が開発したlevaは、女性が骨盤庭筋(主に排泄の維持に関与する筋肉)を鍛えることをサポートし、尿失禁の治療に役立てることができるFDA認定のDTxです。
骨盤底筋について
骨盤庭筋とは、膀胱の下に位置する筋肉群で、出産やその他の要因で弱くなり、尿漏れの原因になることがあります。骨盤底筋を強くすることで、不随意的な尿漏れのリスクを減らすことができると言われています。
成人女性の二人に一人は尿漏れを経験しているといいますが、一方で尿漏れを含む骨盤底部障害を持つ女性の75%は骨盤底筋エクササイズを正しく行っていません。そこで同製品を用いてエクササイズを行うことで、膀胱、膣、腸を支える筋肉を強化し、尿漏れのリスクを軽減することができます。
主な機能
使用者は一日二回、約五分間専用の器具を膣内に差し込んでトレーニングを行います。独自のモーションセンサー技術により、制指示及び骨盤庭筋トレーニング中の動きに合わせて、女性の膣の形状を静的及び動的に表示します。
さらに同社のアプリを用いたリアルタイムの視覚化により、トレーニングを最適化するためのコーチセッションがプログラムされ、患者に提供されます。
まとめ
20～60代の日本人女性4万人を対象にした調査では、約6割が尿漏れ経験ありと回答しました。若い世代から中高年まで多くの女性が尿トラブルに悩んでいることが明らかになっています。
そうした女性のデリケートな悩みに対応した同製品は、今後世界的に浸透していくことが予想されます。同製品のさらなる展開に期待したいところです。
