VR治療のBiPSEE、Meiji Seikaファルマと業務提携を組み、事業化推進へ

 2022年4月22日、株式会社BiPSEEと、Meiji Seika ファルマ株式会社が「うつ病治療VR製品」を事業化するための研究開発の戦略策定と推進に関する業務提携契約締結を発表しました。Meiji Seikaファルマは今回の業務提携を踏まえて同製品の薬事承認をサポートします。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000033812.html

うつ病治療VR製品とは

 うつ病治療VR製品とは、ネガティブな思考をし続けてしまう「反すう思考」の抑制を目的としたVR治療法で、VRの没入体験を通して自己肯定感を高めることを目的としています。「反すう思考」は抑うつ気分を持続させるような要因となっており、自殺の原因となるうつ病を助長させるような思考です。こうした思考に陥る人々を救うためにも、同製品のような科学的な根拠に基づいたソリューションによる解決が望まれています。

今後の展開

 BiPSEEは既に高知大学医学部と共同研究を行い、同病院で臨床研究を進めています。また2021年の10月には2.5億円の資金調達を行い、加えて今回のMeiji Seikaファルマとの契約締結により、本格的な研究開発の推進を期待することができます。医療機器として薬事承認を得、DTxとして人々の手に渡るのか、今後の動向に注目しましょう。


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