SUSMED株式会社は、2022年2月1日、厚生労働省に不眠障害治療用アプリケーションの製造販売承認申請を行ったことを発表しました。
今回の承認申請は、日本国内で行われた検証的試験の結果に基づいています。本試験では、主要評価項目であるアテネ不眠尺度(不眠重症度の指標)の改善において、同社の治療用アプリケーションを使用した群では対照群との間に統計学的な有意差が認められました。
日本人の約20%が不眠症状を有しているとされている中、不眠障害の治療においては、依存性等が懸念される睡眠薬の適正使用が求められ、非薬物療法である認知行動療法の実施が推奨されています。
本アプリはスマートフォン上で動作するソフトウェア医療機器の形で、副作用の少ない非薬物療法である認知行動療法を提供するものであり、承認された場合、不眠障害の新たな治療手段となることが期待されます。
SUSMED株式会社は“持続可能な医療”を目指して2015年に創業されました。同社は睡眠障害を治療するデジタル治療アプリの開発をはじめとして、臨床試験の効率化を目指すシステムなどの医療向けのICTサービスを提供しています。